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そして石巻へ [ 後 編 ]



2011年05月08日 18:28

この震災で被災した皆さまには改めてお悔やみ申し上げますとともに、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

 澄んだ青空が急曇り空に変わって景色の色すらも変えて行く。岩手県に支援に行った時も同じで、空の色が被災地の風景すらも変えてしまう事に気付く。山田町から南下して波板、吉里吉里、大槌町、釜石、、、特に大槌町では小雨降る中、津波被害で散乱したガレキと、火事で延焼した建物と、自衛隊の災害支援車輌の隊列、、、空のグレーとコゲ茶色と迷彩服のグリーン。廃墟と化した街にいるのに恐怖を感じた。

 大曲浜で見た景色はまるで地平線まで続くんではないかと思うほど、田畑一面にガレキや大型船、トラックなどが打ち上げられていた。これほどまで散乱したガレキはいったいどうやって処理するんだろうか。一つ一つには思い入れがあるものだし、法的には所有権が存在するので、船や自動車は勝手に撤去も出来ないらしい。


IMG_2456.jpg
曇り空のグレーの隙間から夕陽が差し込む。


 これ以上海辺に近付く事は落橋で進む事が出来なかった。本当はこのまま帰ろうかと思ったのだが、母はどうしても泊まってゆけと聞かないのでやむなく石巻に宿泊。迷惑ではないかと思ったのだが、逆に気遣いされてしまうと感じ、朝一で石巻を発つ事を条件に、夜はビールで乾杯した。今回持っていったのは生活用品はスーパーや商店は再開しているようなので、大量のビールと紫陽花を持って行った。庭いじりが好きで、軒先にいっぱい植えていた植物はみんな持っていかれたようだし、カーネーションでも良かったのだが、紫陽花の方が地植えに向いている。それに彩りが少ないだろうしね。匂いがいっぱいする種類を選んで持って行った。そして東北はしっかり呑む人が多いんで、ビールはいくらあっても問題ないらしい。


 朝方、ドンっと余震が来た。山田町でもそうだったのだが、関東よりも余震は少ない印象だが、規模がぜんぜん違う。"ゆらゆら"ではなく地鳴りがしたと思ったら"ドンっ"と来て終わり。元々地震が多い地域なのだが、やはり震災以降は敏感にならざるを得ない。あと関東では地震酔い?みたいに常にフラフラ揺れてるような感覚に襲われているのだが、こちらに来るとそれが収まる。やはり関東地方は地盤が緩んでいるんだろうか。


 起床して、別れを告げる。今度はパンダとスカイツリーを見に東京へ来ると。来た際にはゆっくりさせてあげたいもんだ。まだ時間が少々許されたので、石巻を見下ろす日和山に登ってみる事にした。日和山は結婚する前、両親へ挨拶に来た後に登った以来だから10年ぶりとなる。


P5060186.jpg
日和山から見える三陸の海、見渡す限り街はガレキの山


 この山から見える三陸の海、石巻の街並みが好きだった。10年前にこの山に登った二人はすぐに小さな女の子を授かり、この山に付いていたやさしい響きの名前をその子に付けた。



南浜町
日和山から見える南浜町方面


魚町_01
石巻漁港方面


魚町_02
石巻漁港方面(zoom)


北上川_01
北上川方面


北上川_02
北上川方面(zoom)


 見える景色はすべてガレキで埋め尽くされている。2カ月たった今でも街は画像の通りの状態である。石巻市は宮城県では仙台に続いて人口数が2番目に多い都市であり、被害区域は今まで見てきた地域よりも広大で、被害が大きい。これを復興するには相当な時間がかかるのではないだろうか。

 帰り道、松島を回ってから三陸道に入った。松島はその景観から津波被害が少なかったようだ。少ないとは言え、45号線沿いに並ぶお土産屋さんのシャッターは無残に破壊されたままであった。去年アタックした奥松島自転車道は大曲を基点として、一部は川沿いにあるサイクリングロードを確認する事が出来たものの、鳴瀬から野蒜、そして仙石線沿いを走るルートは津波被害で進む事が出来ない。復旧するには相当な時間がかかる事だろう。ゴールである松島おさかな市場は2F部分が早期に営業を再開しているようだが、かきバーガーの再開はまだだそうだ。

 東北道に入り、東京へ向かう。帰り道、隊列を組んで赤色灯を回す警視庁のパトカーが追い越し車線を進んでいるのが見えた。もちろん被災地へ支援に行くのだろう。だんだん復興の兆しが見えるものの、まだまだ行方不明の方が沢山おり、そして街にガレキが高く積まれている。震災後2カ月経ったが、本質的な復興への道筋はまだ見えてこない。では我々が今何をすべきか、、、これはこれで答えが出ない大きな問題なんだろうな。


 家に着き、シャワーを浴びてすぐに仕事へ。日常は日常で普通に続いてゆく。今回の震災から哲学そのものが変わってしまった人も多いのではないだろうかと思う。日和山に掲げられていた石巻市民憲章が印象的だった。



石巻市民憲章


石巻市民憲章


太陽の恵みを受け、

太平洋と北上川に育(はぐく)まれた「日(ひ)高見(たかみ)の国(くに)」。

わたしたちは、この美しい郷土を愛し、

笑顔あふれる希望のまちをつくり伝えるため、

ここに市民憲章を定めます。
 

まもりたいものがある

それは 生命(いのち)のいとなみ 
 
豊かな自然

つたえたいものがある

それは 先人の知恵

郷土の誇り

たいせつにしたいものがある

それは 人の絆(きずな)

感謝のこころ

わたしたちは 石巻で生きてゆく

共につくろう 輝く未来

(平成20年4月1日制定)




、、、続く。

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コメント

  1. kanoka | URL | rdMPELrM

    Re: そして石巻へ [ 後 編 ]

    こんにちは。
    お帰りなさいと言うべきなのでしょうか?
    メディアでの内容とは違う切り口が、非常に印象的です。
    復興への戦いは始まったばかり、この先も自分自身何が
    出来るのかを絶えず問いかけて見るつもりです。
    『ひとの絆』『感謝の気持ち』私も大切にします。

  2. Re: そして石巻へ [ 後 編 ]

    被災地支援お疲れ様でした。
    ビールを大量に持って行かれたんですね。
    さぞかし地元の方には喜んでもらえたものと思います。

    お嬢さん、「日和ちゃん」って言うんですか?
    なかなか、素敵な命名ですね!

    被災地のこと、避難生活を送られている方々のことを考えると、東京で
    ぬくぬくと生活していることに後ろめたさを感じますが、日本経済が
    おかしくならないよう、地道に普段の生活をするのも無価値なことではないのかなと、自分なりに割り切ってます。

    落ち着いたら慰労会も兼ね、飲みに行きましょう。
    あ、もちろん自転車でも(笑)

  3. moumou | URL | -

    Re: そして石巻へ [ 後 編 ]

    昨日のTVで港湾の瓦礫撤去をやってました。養殖網や住宅、車いろいろなものが沈んでいて漁もままならないようですね。
    本当落ち着いたら一度一杯やりたいですね。

  4. maruRR | URL | -

    >>kanokaさん

    こんばんわ。帰ってきましたよ~。
    実際に私がこの目で見て、感じたままに記事を作りました。マスコミは見てもらう事が目的のような記事を書きますから方向が違う時も多々あります。
    津波の後片付けは本当に途方にくれるほど、作業が多いでようです。皆イヤになってしまっています。毎日毎日来る日も来る日も後片付けばかりですからね。土地を離れる人も多いようですよ。
    本当は普段から出来る事なんですけど、人にやさしく出来ればいいなと思ってます。絆ってそういうもんだと思います。

     

  5. maruRR | URL | -

    >>Muirwoodsさん

    ありがとうございます。ぜひ呑みに行きましょう!

     自分で出来る事っていっぱいあると思います。経済を回す事も大事な事ですよね。自粛ムードって実は節約につながっているようで、これもまた思惑なのかなと。人それぞれ少しだけ出来る事を意識してやればいいんだと思います。これはまた難しい問題ですよね、世の中がそれを許さない事もありますしね。

     そうそう私的には気に行ってるんですが、本人はなかなかどうしてイヤみたいです。子供はそんなもんですかね。もう少し大きくなったらちゃんとお話してみようかと思います。


  6. maruRR | URL | -

    >>moumouさん

    そうですね~。芋焼酎を久しぶりに呑みに行きたいです。

     海の底はどうなっているか分からない。と言うよりも海の側に皆近寄らないようです。漁師さんたちはそうもいかないようですけど、海辺に近づく事が出来ませんでした。ただ漁をしない分だけアワビなんかは育つようで、今後豊漁が期待されていたりもするそうです。

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