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そして石巻へ [ 前 偏 ]



2011年05月08日 00:19

この震災で被災した皆さまには改めてお悔やみ申し上げますとともに、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

 震災から2ヶ月が経とうとしている。山田町への災害医療支援が終わった後、報告やら事後処理やらもそこそこにして、ようやくヨメの実家がある石巻へ行く事した。本来ならば少しでも早く出向くべきだったのだが、自分自身のポジションがそれを許さず、ただただ祈るしか無かった自分に今でも憤りを感じてしまう。この気持ちに区切りを付けるべく再び東北道を北上する。10日間で2度も被災した東北道を走るとは思いもよらなかった。途中の国見SAで見つけた旅の雑記帳、震災後から支援物資を運んだり、家族が被災したり、などの書き込みがまた心中に期するものがあり、思わず私も書き込んでみた。皆最後は「東北ガンバロウ」で締めくくっていた。


IMG_2439.jpg
国見SA、旅の雑記帳には「東北ガンバロウ」の文字が並ぶ



 私のヨメの実家は建物の倒壊や損傷は無かったものの、津波で1階部分が浸水しているため、現在は2階での生活を余技なくされている。ライフラインは復活したが、海水に浸かった家電製品などはほとんど使えず、そしてボイラーが壊れて修理をするのに相当時間がかかるようで、お湯が出なくて困っているようだ。

 東北道から仙台南部道路を通って東部道路に入ったあたりから景色が激変してゆく。道路の防風壁がゆがみ、海側の田畑に瓦礫が散乱しているのが見える。遠くに見える松林は一部がすっぽり無くなって、普段は見えるはずの無い海が見えたのは驚いた。三陸道に入ってからじゃっかん車が多くなってきたが、懸念されていた"ボランティア渋滞"なんてものは見えず、ただただ自衛隊の災害派遣車両ばかりが目に付いた。


 そして三陸道を降りて45号線沿いを進む。youtubeなどで見た震災直後の映像よりは片付いており、それほど震災の影響を感じさせられない。ただ埃が舞い散るのと、道端に置かれた"災害袋"なる土嚢袋が道の両端に山積みされていた。去年走った奥松島自転車道は川沿いにしっかり残っていたのが少々うれしいか、そうは言っても野蒜や松島方面はまだ通れないだろう。


 出迎えてくれた母は孫をしっかりと抱きしめ無事をお互い喜んだ。震災時、石巻港に程近い魚町の水産加工場で働いていた母とは5日間も連絡が取れなかった。他にも弟がアパートの2階に取り残されたり、車が流されたりと、それなりに被害は大きい。家はだいぶ片付いていたものの、津波ラインが私の肩辺りまでしっかりと残っていた。1階は畳が外され、床板を張替え、壁もクロスを剥がして断熱材を撤去していた。ドロはいくら掃除しても、どこからかまた出てくるらしい。断熱材を除去したせいで、5月でサクラも葉サクラになっているとは言え、まだまだ寒いのが気になった。


で、ここからが私の災害支援、何をするかと言えばもちろん泥除け。


IMG_2444.jpg
今日は一輪車が私の愛車


 むしろこういう仕事は得意な方かも。庭や軒先に残った泥をスコップで掘り起こして、災害袋に詰めて捨てる。水を軽く含んで固まった泥はかなり重い。スコップを挿すと津波で運ばれた泥の層がポロっと取れるのだが、泥の中には色んなものが含まれていて、雨といや工事用のトラパイプに始まって、釘やネジ、そして生活感のある茶碗など、手を切らないように、貫通防止のグローブで泥を除けていく。手を切ったら破傷風の危険もあるので、迷惑をかけるのが一番ダメだから慎重に。そして小一時間でやはり身体が痛くなったと根を上げてみるも、すでにみんなイヤになっているらしく、私がヘコたれていてはやはり問題だろうって事で、軒先などなかなか手がかかりそうなところを重点的に作業をした。実に災害袋で25個。一輪車で指定場所まで運んで、最後は庭に石灰を撒いて終了となる。

 私の家はまだ働き盛りがいるからいい方だが、これが老夫婦しかいないお宅だったらどうなるんだろう。三軒先のお宅には若いリュックサック姿の子たちがいたが、一目でボランティアだろうと分かった。2ヶ月経った今でもこんな状態なんだから、もっともっとマンパワーは欲しいよな。ボランティアが足りてるんなんて嘘だな。


 他にも台所回りの掃除やら冷蔵庫の搬入やら、海水に浸かって外れなくなったネジを集中的に外したりと、細かい仕事は山ほどある。余談だが、回らないネジを外すのは私は非常に得意だったりする。居られるのは今日一日だけなので、出来る事は何でも言われたとおりにやってみた。休憩時間にママチャリを発見したので、ちょっと借りて回りをぐるっと見に行ってみることにした。


IMG_2453.jpg
ちょっと進むとこんな感じで田畑に瓦礫が散乱している



 被災地を自転車で走るとは思いもよらなかったが、やはり機動力は自転車が一番良い。通行止めになっている地区もまだまだあるし、何より自由だ。

 道路そのものが壊れている場所もあるし、クギや瓦礫でパンクなんて事も多く発生しそうな道ばかり。轍に沿って進んでみたのだが、轍に沿ってフェンスがなぎ倒されている場所などもあり、やはり走行は大通りだけにしておいた方が良さそうだ。大通りではロードバイクに乗った人も見かけた。ただレーパン・ジャージではなくて災害服にバックパックだったけどね。

 建物や防風林が無くなった町には海からの強い風が吹いている。海を目指したのだが、向かい風だし、ケガしたもアレなんだし、しかも途中でヨメから「ちょっとあんたあんな時にどこ行ってるの!」コールもあったので渋々退散。5月の石巻の空気は澄んでいて、頬に当たる風が気持ちいい。

 印象としては家の周りは案外片付いている印象。ただし区画によってはまだ瓦礫が散乱している場所もあり、特に津波が押し寄せた田畑に残った残骸は所有者も含めて撤去はこれから進んでゆくのだろう。家の前のグランドには仮設住宅が急ピッチで建設されていた。グランドで遊んだ記憶もあるので少々寂しいが、そんな事も行ってられない。


しかし、、、別件で友人宅を訪ねるために市街地へ入ってみるとまた背中に衝撃が走った。


IMG_2457.jpg
見渡す限り瓦礫の山、、、、



、、、後編に続く。



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コメント

  1. moumou | URL | -

    Re: そして石巻へ [ 前 偏 ]

    ようやく奥様のご実家にも行くことができたのですね。
    命あってこそですものね。
    それにしてもすごい量の瓦礫が散乱してますね。
    まだまだしばらくはかかりそうです。

  2. カレーパンマン | URL | 89zBIK8s

    Re: そして石巻へ [ 前 偏 ]

    まだまだ深い爪痕が残ってるのを知り
    涙が止まりません。
    原発にばかり目が行ってしまってますが
    本当に復興に向けてこれからが正念場なのですね。

  3. maruRR | URL | -

    >>moumouさん

     まだまだですね。区画がはっきりしてきて、何でも無い場所とそうでないところの差が激しいです。このガレキ処理をどうするのか。専門の方々が処理しないと危険ですし、所有物の問題もあって簡単には撤去できないそうです。

  4. maruRR | URL | -

    >>カレーパンマンさん

    知っている土地だけにまさかこんな姿になってしまうとは思いもよりませんでした。悲しいですね。

     原発は原発で現在進行形の危機ですから、しっかりと対応を見て判断してゆかなければならないと思います。浜岡原発も見た事ありますが、フォッサマグナの真上に建てる事もなかろうかと。自分の両親は浜松にいるんで、あちらが大変になったらまた行かなければなりませんけどね。

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