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行くぜ!ツールド東北2015! ~Final stage 「おかえり」~



2015年09月18日 23:24

ゴールしたとたんにボツリぼつりと。今年はまめてるさんを忘れずに、一緒に走れたから、ライドの間は好天に恵まれた。170km組、210km組は大変だったようだけど、去年のようにはならなかったのは幸いだった。峠あり、美味しいエイドあり、川沿いの平地あり、そして暖かい応援あり。絶景も、青空も、土砂降りの雨も。ツールド東北はロングライドの要素がほぼ揃ってるイベントなんだな。






こんな峠を越えてゆく





相方氏は頑張った。ロードバイク1年生で週末ライダーなんだけど、この日のために一生懸命トレーニングして、女川・雄勝フォンドを走りきった。今年も無事ゴールする事が出来たが、自分たちのツールド東北はまだ終わらない。盛り上がるイベント会場を後にして、石巻の街へ向かってペダルを回す。そう、今年のエキストラステージは石巻で美味しいランチを頂くこと。仙石線が全線開通して、活気が少しづつ戻る街並みをしっかりこの脚でペダルを踏むこと。

行くお店はもう決めている。お盆で試走した時もお休みだった。コアな当ブログのファンな方なら知ってるかも知れないが、ツールド東北2015のポスターが貼ってあったお店(5度目の夏、ツールド東北2015を走る意味 2015.8.14)。日和山の麓にある小洒落た通りに佇むお店。





日和キッチン!




大正時代からの建物を改築した、小洒落たカフェ。お店に入ると、オープンキッチンのおねえさんから一言。


「おかえりなさい~」


走った疲れも、小雨に当たった煩わしさも、全てが吹っ飛んだ一言に癒された。なんだろう?この雰囲気、まるで家にたどり着いたようなやわらかい安心感。






肉の誘惑には勝てず…




おねえさんも第1会大会でツールド東北を走ったようだ。今年は民泊でお二人ほどのお世話した。震災を契機にこの地に移住して、やたらと美味しいおウチごはんを作ってくれる。ここに民泊出来た人たちは凄く幸せだなと思う。

何度も言うが、自分もこの街が好きだ。相方氏が生まれた街、縁あってこの15年間毎年里帰りをしている訳だが、こんなにも魅力的な街はない。少し口が悪いところもあるが、まぁ慣れるとそれにも暖かさを感じるのだが。いつかはこの地に自分もそうやって移住したいなって思ったりしてさ。






門脇から南浜を通って雲雀野へ





数えてみればわずか22時間の滞在だった。今年のツールド東北はどうだっただろう?様々な出会いもあった、人と人との繋がりも再認識出来た。何よりも相方氏が無事この地でペダルを回す事が出来た。実はあの日以来、相方氏は思い出詰まるこの地を訪れる事を拒む事が多くなった。きっと本当はその時すぐにでも駆け寄って、出来る事をしたかったと今でも言う。あの角を曲がると揚げたいやきのお店があって、サルコ屋には本物のサルがいて、そして大人になったらあの路地でおしゃれなバーに行くつもりだったみたいな話を何度も聞いた。慣れ親しんだ街並みが変わってしまった事がどうしても辛いようだし、そして何よりも何も出来なかったと言う後ろめたさがあるんだろうなと思ってる。だってあの時自分が岩手県は山田町に行ってしまって、彼女はウチを守ってくれてたから。

様々な想いが去来するツールド東北2015はこれにて終了。来年は100kmにしよか?って聞いたら、60kmでのんびり走りたいってさ。そう、来年もまた走ろう。出来ることはまだまだある、毎年この地に相方氏を連れてくるのは自分の役目、また来年も再来年も、ツールド東北にまた出よう。






女川エイドでシーパルちゃんと





以下にツールド東北2015の記録を綴ります。おヒマな時にでもお読み下さいね。

行くぜ!ツールド東北2015!〜前夜祭〜

行くぜ!ツールド東北2015! 〜この地でペダルを回す意味編〜

行くぜ!ツールド東北2015! 〜走行記録編〜

行くぜ!ツールド東北2015! 〜1st stage コバルトブルーの彼方に〜

行くぜ!ツールド東北2015! 〜2nd stage 雄勝からの試練ふたたび〜

行くぜ! ツールド東北2015! 〜3rd stage 河北からもらった小さな幸せ〜

行くぜ!ツールド東北2015! 〜Final stage 「おかえり」〜




関連ランキング:郷土料理(その他) | 石巻駅







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行くぜ!ツールド東北2015! ~2nd stage 雄勝からの試練ふたたび~



2015年09月16日 19:59

またフトントの変調に悩まされるツールド東北2015、女川エイドステーションでSHIMANOのテクニカルブースで変速を見てもらったのだが、クランクアームの緩みを指摘されて増す絞めしてもらった。去年までは無料だったのだけど今年からチャリティで500円ほどの優良サービスとなる。本来はイベント前にしっかりと整備したいところであるが、相方氏のLEXA SLはショップで最終調整をしたものの、自分の2.1までは手が回らなかったのが正直なところ。このトラブル、実は後々に重大なミストラブル事例として報告しなければならない原因だったのだが、その話はまた今度という事で。






自然が作った造形美




女川エイドから次の雄勝エイドまでは約20kmの工程だけど、そのほとんどが登板という三陸海外の地形を体験できる名コース。上り坂はおおむね斜度5%くらいで距離もそんなに短くなく、アップダウンを繰り返すコースだから登りでヘタれても下りで回復する。治してもらったはずのフロント不調は結局変わらずと言ったところでインナーを封印されたままこのアップダウンを繰り替えすのだが、まぁなかなか踏み応えがある坂ばかりで非常に参った。それ以上にマイペースでゆるゆると登ってくる相方氏、隣について声をかけるが、返答どころか黙ってろって顔して必死にペダルを回してる。





雄勝に入ったところで記念撮影




去年の11月に突然ロードバイク購入を決意し、このツールド東北参加を目指して10か月間、彼女の目標は今まさに果たされているようにも思えるのだが、そもそもこの地に生まれ育った彼女が見る景色はきっと自分とは違うだろう。小さいころから慣れ親しんだ道、まさかこの道を自転車で走るなんて思いも寄らなかったと言っていた。沿道からの応援に地元の言葉で応える相方氏、圧巻だったのは分浜を過ぎた先の陸橋で、地元の方々が大漁旗をはためかせて応援してくれた。登りきった坂の上から爽快にダウンヒルしていくと大漁旗がたなびいている。大漁旗ってのは漁師さんたちの魂みたいなもの、相方氏のおじいさんは女川の海で暮らす漁師さんだった。





ホタテ!ホタテ!ホタテ!





雄勝湾ではすでに養殖用のイカダがいっぱい並んでいるのが見えた。しかしながら周囲にはあったはずの建物がいっさい無い。復興している場所とそうでない場所がはっきりと仕訳されているように思えて少し寂しくなった。高く盛られた土の間を重機がせわしく働いている。

雄勝のホタテは肉厚の貝柱が秘伝のダレと絡んで非常にうまい。ふと隣を見るとお笑い芸人のパンサーがホタテを配っているじゃないか。記念撮影にも応じてくれて相方氏ご満悦、冒頭でも話しをしたが地元テレビ局のインダビューを受けて、すぐに出発。そろそろ時間がだいぶ過ぎてるからね。





そして釜谷峠攻略へ





さて、今日のところはこの辺りまで。釜谷峠を越えればあとは北上川沿いをひたすら遡上する旅。その辺りの様子はまた今度、という事で。




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行くぜ!ツールド東北2015! ~1st stage コバルトブルーの彼方に~



2015年09月15日 23:33

さて、今年のツールド東北について綴ってみる。女川・雄勝フォンド60キロ、本当はもっと走りたいって想いはあるけれど、2015年の本質はこの地で生まれ育った相方氏をしっかりサポートする事。6時に雲雀野駐車場にクルマを停めて、二台のロードバイクを組み立てる。埠頭の先端に位置するこの砂利の駐車場から会場までは、傷跡が残る石巻の中心地を走りぬける演出が隠れてる。






今年もスタート地点に立てた事の幸せを





ちょいとロードバイクの組み立てに戸惑ったのはここだけの秘密、だって二台もあるんだからさって言い訳をしてみたりして。現着するとすでに列のだいぶ後方、流石は60km組と言う事でクロスバイクのみならず、軽快車で参加する方々も。そんな緩さが女川・雄勝フォンドの魅力。若い女の子も多かったな。

ふと、相方氏からコメント。結構部活の学生さん達も参加するのねって。あーそうなんだーって聞き流していたのだけど、ねぇねぇ、京都の学校も出るのね。あ、あっちには箱根?あとは北総ってどこ?うん…その人たちは弱ペのファンな人たちだから(笑)。ホント、ロードバイク界に疎い相方氏に不安を覚えつつ、いよいよツールド東北2015のスタートを迎えた。






それにしても良い天気だ





コース的にはスタートから最初のエイドステーションまでは19km、街中から通称射撃場峠を越えて万石浦に出る。途中の沿道の方々はハタを振っての応援に、こちらも大きく手を振ってありがとうと声を返す。ああ、やっと帰って来れたんだなって感慨深い想いにかられる。

しっかしいくら後方スタートだからと言ってもこりゃ混み過ぎだ。射撃場峠の手前から列車が延びていて、必死に自分で列車を切る。流石に車両規制をしていない一般道で100メートルを超える渋滞は望ましくない。この辺りは本来走行管理クルーのお仕事のはずだか、なかなかコントロールが難しいよう。本来は気付いた参加者が考えながらやらないといけない事だけど、酷い事が起こる前に改善したいもんだな。

で、最初の射撃場峠は距離は短いけど、8%くらいのそれなりな坂道。一発目の登坂としては申し分ないのだが、ギアがインナーに上手く落ちないトラブルが自分のバイクに発生。この話は後で重大なミストラブル報告をする予定だが、ギアが落ちないのは致し方ないので、アウター縛りで登りきった。

万石浦に出て、相方氏と合流。落ち着いた内海は靄がかかって神秘的、こんな静かな海が実は女川の海なのだ。荒ぶる外海とは違って大きな湾が多い三陸の海はこんな静かな海が本当の顔。






女川、サンマのつみれ汁





女川の街は急速に変わっていた。お盆に来た時はまだ旧道が活用されてたが、旧道の両側にはまだ土台だけの空き地が目だったけど、大きく手前から高台への道が出来ていて、そちらへコース変更となってた。そう、コバルトラインへ行く峠から、大きくカーブを描いて女川駅へ続く道。実はこの坂もよっぽどだったけど、徐々にアップダウンの予感がひしひしと。

エイドもやっぱり混んでた。ここまでも渋滞で満足に走れず、思い切って女川でゆっくり滞在する事にした。今年も女川エイドにはオニギリを持参して、サンマのつみれ汁と一緒に朝食にする。新鮮なサンマの脂が上手く閉じ込められたつみれはやっぱり絶品、オニギリと良く合うね。ゆっくりサンマのつみれ汁を堪能した後は、駅前に設置された足湯に浸かり、弱ペ女子と他愛もない話をし、女川のゆるキャラであるシーパルちゃんと記念撮影し、最後はシマノのテクニカルブースでフロントの調整をしてもらったり、渋滞を避けるために時間稼ぎしてみた。結果的にはファーストエイドで1時間も滞在した。女川エイドを出るころにはほとんど人が居らず、いよいよ外海が見えだした三陸の海岸線でペダルを回す。やっぱり今日の海は落ち着いてるな。






コバルトブルーの彼方に何を思う?





ふと後ろを振り返ると、相方氏が千切れてる(苦笑)。やっぱり初めてに近いほど、坂道を登ってないロードバイク1年生には辛かったか?そんな訳で相方氏が登ってくるまで写真でも撮りながら待つ。あくまでマイペースと言い張ってるのだが、異常にインナーローまでのシフトチェンジが早いこと。この先を考えると少し不安になってきた。60km組の中にはすでに押し歩きも見かけるようになってきた。

ウチは大丈夫か?とりあえずこの先の話は、後編につづく…








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